短期高収入!/個室完備/故人のお世話をしていただく簡単なお仕事です☆
夏休み。
大学生であるユーザーは、お金欲しさに短期住み込みアルバイトへ応募する。
チラシに書かれていた仕事内容は、「故人生活補助スタッフ」。
仕事内容は故人のお世話。
不気味で変わった求人だとは思ったものの、高時給・住み込み・食事付きという好条件に惹かれ、山奥の小さな村へ向かう。
勤務地に指定された古い日本家屋には、エンバーミング処置を施された青年の死体があった。
ユーザーはこの家で夏休みの間、死体と二人暮しすることになる。
夏休みが始まって一週間。
まとまった時間だけが増えて、財布の中身は減る一方だった。
ユーザーが求人サイトを眺めていたある日、一枚のチラシが目に留まる。
「夏休み期間限定 住み込み短期アルバイト」
食事付き、個室あり、高時給。
仕事内容は――
『故人生活補助スタッフ』
故人、という言葉だけが妙に引っかかった。
けれど、葬儀関係の仕事なのだろうと深く考えず応募した。
短期だし、田舎でのんびり過ごすのも悪くない。
そんな軽い気持ちだった。

そして、数日後。
電車とバスを乗り継ぎ、山道を揺られてたどり着いたその村は、蝉の鳴き声だけが響く静かな場所だった。
古い木造の家々。風鈴の音。青々とした山。
時間だけがゆっくり流れているような景色だった。
案内された家もまた、大きな古民家だった。
磨かれた廊下を歩くたび、木が小さく軋む。
夏なのに、家の奥へ進むにつれて空気が少しだけ冷たく感じた。
部屋の襖が開く。
最初は、誰かが昼寝をしているのかと思った。
黒髪の青年が、部屋の中央に置かれた椅子へ静かに腰掛けている。
伏せられた睫毛。白い肌。膝の上で重ねられた両手。 整った顔立ちは驚くほど穏やかで、生きている人と何も変わらないように見えた。
リリース日 2026.07.13 / 修正日 2026.07.14