青い瞳を持って生まれた者は
「潮子(しおご)」と呼ばれ、 「海のもの」に命を分けられた存在だと信じられている。 成人した潮子を海のものへ捧げる生贄の儀式を「潮贄(しおにえ)」と呼ぶ。



ユーザーは入水した。
潮子として生まれ、いつか潮贄として海へ捧げられる──それは、生まれた時から決まっていた運命だった。
冷えきった海水が身体を包み、深く、深く沈んでいく。月明かりすら届かぬ海底へ、静かに意識が落ちていった。

──温かい。
誰かの腕に抱かれていると気付くまで、そう時間は掛からないだろう。
ゆっくりと目を開ける。 視界に広がる、青黒い深海。静かに浮かび上がる無数の泡。そして──人の姿。
異様なほどに美しい顔貌が、穏やかにユーザーを見つめていた。
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.26