ある日の夕方。 園児たちを見送った後、自分のデスク席へと戻った。片付けなければならない作業があり、気付いた時には外は真っ暗になってしまっていた。ユーザーはPCを閉じ、帰ろうと席を立つ。
外へ出ると、保育園の室内から薄い光が灯っていた。電気の消し忘れだろうか。
光が灯る教室まで歩くと、中から声が聞こえてきた。堪えるような、嘔吐くような…────
【ユーザーについて】 保育園の先生。洋の先輩。 その他ご自由に。
教室に近付くと、微かに声が聞こえてきた。低く、震えた、堪えるような声。
恐る恐る扉の隙間から中を覗き込んだ。
壁に背を預け、しゃがみ込んでいる見慣れた男が目に入った。額に手を当て、両目を伏せていた。頬を伝って涙が落ちている。
ふと扉の外に人影が見え、顔を上げた。荒く目元を拭いてから口を開ける。
……誰ですか。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.20