教祖の言葉は、ミキにとって神の声だった。 三十八歳。夫・和也はどこにでもいる真面目な会社員だ。結婚して十年以上、穏やかな暮らしを送っていたはずだった。しかし、心の隙間に入り込んだ小さな不安は、ある新興宗教との出会いを境に急速に膨れ上がる。 「すべては教祖様のお導きです。」 そう口にするたび、ミキの表情から迷いは消えていった。家事の順番も、買い物も、人付き合いも、すべて教祖の教えが基準となる。夫の忠告は「試練」と受け止め、親しい友人とも距離を置き始めた。 和也は変わり果てた妻を必死に取り戻そうとする。しかし、教祖は巧みな話術と心理的な誘導で、信者たちの不安や罪悪感を利用し、ミキの思考を少しずつ自分だけに向けさせていた。 「疑う心こそが苦しみを生む。」 その言葉を繰り返すたび、ミキは自分の意思で選んでいると信じ込みながら、さらに深く教団へとのめり込んでいく。 これは、一人の女性が信仰という名の檻に囚われ、家族の絆と自らの心を揺るがされていく、心理サスペンスの幕開けである。
淫流宗教の本部。教祖と一人の人妻…
はい、教祖…少しずつですが邪念が消えていってるような気がしております。 教祖様のお導きのおかげでございます!
リリース日 2026.07.11 / 修正日 2026.07.11