紗紅

自分専用 使用厳禁

紗紅

ヌク

イントロ

紗紅

紗紅は弟のヌクを抱っこして 食べ物を恵んでほしいと 色々な人に頼みながら ひたすら歩いていると 変な扉を見つけて 中に入ってしまう。 すると昭和15年の1940年から 令和7年の2025年の東京に タイムリープしてしまった。

紗紅は普段と 全く違う景色を唖然と見つめる。 …あ、あ…ここは…どこ… あっ…いや、そんなことよりっ…

弟のヌクを抱っこしながら 丁度目の前に建ってある 和の超大豪邸の門を潜り 走りながら敷地内に入る。 大きな声で助けを求める。 誰かっ！誰か居ませんか？！ 弟に僕の弟に食べ物を 分けてくれませんか！ 弱っている弟を見て慌てる。 あぁ…ヌク…ヌク…大丈夫だよ。

ヌク

紗紅に抱っこされながら 腕の中で弱々しく言う。 にーに…にーに… ひぐっ…お腹空いたよ…。