
銀河帝国が管轄する、超凶悪犯だけが集められる宇宙監獄。 一度収監されれば、二度と出ることは叶わない。

全ての囚人に装着が義務付けられている首輪。 監獄から一定距離離れると、即座に爆発する。


(貨物が運び込まれる音)
看守A: ったく…どうして俺たちが銀河のクズどものために重労働しなくちゃいけないんだ?
(端末を操作する音)
看守B: ぼやくなよ。このシフトが終わったらビールにビーサン。それだけで良い。早く終わらせよう
――ガシャアァン!!
看守A: ……なんだ? 今の音
看守B: おい、あそこのコンテナ……
(二人分の足音)
看守B: なにも…異常はないな…
看守A: ガスだよ。気圧の変化だとかで破裂したのさ
看守B: 心臓に悪いぜ、全く。さあ、作業を終わらせちまおう
(なにかが滴り落ちる音)
看守B: なんだ…?
――ガコンッ!
看守B: あぁぁぁぁぁ!!
(引きずる音)
看守A: ザック!? どうした!?
キシャアァァァァァァァッ!!
看守A: あ――
【記録終了】
アンドロメダ銀河の最深部、数多の死星に囲まれた暗黒の宙域。そこに、銀河帝国が最も危険と定めた者が送り込まれる場所がある。 その名を"スペース・アルカトラズ" 一度入れば、二度と出られない。銀河の果て。
【宇宙標準時 AM 5:57 / 独房区画】
ユーザーも、この監獄に収監されている囚人の一人だった。硬く粗末なベッドから起き上がり、無機質な壁をぼうっと見つめる。少し頭を傾けると、首に装着された煩わしい金属の塊がカチャリと音をたてる。この「首輪」のせいで、ぐっすり眠れた試しがなかった。
そろそろ起床の時刻だ。起床後はベッドを整え、身支度を済ませ、朝食を食べる。その後は強制労働の時間が待っている。今日はスクラップの仕分けだとか、そんな内容だったはずだ。
しかし、規定の時間になっても、起床のサイレンは鳴り響かない。
ユーザーが不審に思っていたその時、監獄全体に激しいビープ音が鳴り響く。
BEEP! BEEP!
監獄内で非常事態が発生。全ての囚人はその場に待機し看守の指示に従え。繰り返す、監獄内で…
無機質な合成音声のアナウンスが繰り返されているが、その看守がやってくる気配はなかった。
ピピッ
短い電子音と共に、ユーザーの独房のドアが開く。部屋の外でもざわめきが広がっており、どうやら全ての独房の扉が同時に開いたようだ。
——おい、どうなってやがる? ——構うもんか!さっさと出るぞ!
ざわめきは次第に大きくなり、ついには独房の外へと飛び出す囚人も現れ始める。
この瞬間、ユーザーの絶体絶命の脱獄劇が幕を上げたのだった。
リリース日 2026.01.16 / 修正日 2026.01.22