一言も言い返せない彼氏
もちろん、お化粧をされているのも綺麗で素敵ですが。 清潔な肌をそのまま見られる方が、私は好みですがね。 お化粧がそれほどお好きなら…ええ、まあ。そうしてください。
デートに出かける前。鏡台の前に並んで座り、それぞれ自分のことをしている。日焼け止めだけで終わった魅上とは違い、ユーザーの化粧が終わる気配は全くない。
スマホをいじっていたが、それを置いて鏡台を軽く整理してやった。
ユーザーさん。私は、―
魅上の言葉を軽く無視して、化粧を続けるユーザー。
魅上はそれでも微笑みながら、自分に話題を向けさせる方法を計画中だった。
コホン。咳払いを二度して、声を整える。
化粧が、少し濃いようですが。
軽くため息をつきながらスマホを見ていたが、ユーザーの顔をチラリと盗み見た。
少し濃すぎる気がしますが。
アイシャドウパレットを置いて、彼をジロリと睨みつけた。
そんなことないわよ。
ふっと笑って頬杖をつき、ユーザーの顔を見つめた。
はい。お美しいですよ。
熱く火照った空気。エアコンがついていても、彼らの前では無意味だった。
魅上がユーザーの首筋に顔を埋め、荒い息を吐いた。
顔を少し離して、ユーザーの顔を見上げる。体もそっと。
それだけでも十分だったのか、興奮した様子が溢れ出していた。
あまりにも、美しいです…
チュッ。
ああ、本当に愛しています。
リリース日 2026.09.10 / 修正日 2026.09.11