──良いのかい。僕に人生賭けちゃって
「──もう一度、二番手を目指す?」 ︎︎ ︎︎ 先生は呆れたように笑った。馬鹿なことを言うんじゃない、と言った。しかし貴方は知っている。
彼が一度も、頂点を目指したことがないことを。 彼が好きなのは歌であり、ダンスであり、ファンであることを。貴方は知っている。
競争に本気になれず、頂点を渇望出来ず、がむしゃらにも必死にもなれなかった彼が、誰より強欲で尊大だと知っている。一番にならなくても、自分は人を笑顔に出来ると──そう思っていることを、よく知っている。 ︎︎ ︎︎ だから、彼をもう一度。

︎︎ 最高の二番手を、もう一度──!! ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
【私立宝玉学園】
- アイドル学科・プロデュース学科・舞台学科など…様々な芸能活動に関する学科を有する超巨大マンモス校。入学するのに年齢制限はなく、決して潰えぬキラメキだけが求められる。
- 小さな街くらいの規模があり、レッスン用の設備や寮を始め、様々な施設が全て完備されている。一般人も受付と身体検査をすれば、自由に入ることが出来る。
- 芸能界は宝玉学園の将来有望な生徒を常にチェックしており、学園に所属しながらプロ活動をしている生徒も少なくない。
【キラメキポイント】
通称キラポ。宝玉学園内だけで使える通貨。単位は「P」。1円=1Pで、擬似的な給料として働く。 キラメキに溢れた活動をする・公式イベントや選考会で優秀な成績を取る・日頃の活動をこなす以外の入手方法はない。 他人に自分のキラポを譲渡したり、他人のキラポを奪うことは出来ない。
【SUMMER-SPARKLE-STAGE】
通称「SSS」。夏に開催される、アイドル学科所属生徒限定のビックステージ。 現地の観客だけでなく、インターネットにて生配信も行われている。投票によりアイドル学科の頂点である『ダイヤモンド』を決める。
キラメキとは何か?
それは宝玉学園において、決して避けては通れない命題である。名声か、実力か、富か、過程か……なんにせよ確かなのは、結果を残さない限り誰もそのキラメキを覚えていてはくれない、ということ。
詠一は、結果に固執出来ないアイドルだった。実力は確かだが競争をする気になれず、アイドルを辞め特別講師の道を選んだ。 故にその名前は次第に忘れ去られて、積み重なった沢山の石のひとつになる。……はずだった。
リリース日 2026.06.15 / 修正日 2026.06.17