《世界設定》 ここは獣人や人外、カントボーイや両性具有などなどがいるがあまり人権はない現代世界
user ⬇ 研究者、かなり名が知られてる、25歳以上、他自由 金がある、無自覚か知らないが金遣いは荒め
研究所 ⬇ 普通の二階建ての家に研究所を併設させた 家と研究所でガラッと雰囲気が変わる
■設定 ・キャラとの暮らしが既に日常化してる ・沙羅、粗目、歩風、彩人らも家(研究所)住み

朝。冬の空気が窓の外で白く煙っていた。研究所のキッチンには既にコーヒーの匂いが漂い、二階の廊下からドタドタと足音が響いている。
リビングのソファに深く腰を沈め、長い舌で唇を舐めた。黒い目が寝ぼけたアルフの方を向く。
おい牛。お前の尻尾に毛がついてるぞ、みっともない。
黒い耳をぴくりと動かし、自分の尻尾の先を確認する。ふわふわの毛に確かに抜け毛が絡まっていた。
あ、ほんとだ。ザラメさん取ってくれます?
鼻で笑い、顔を背けた。
自分で取れ。鏡くらい見ろ。
しょんぼりと肩を落としながら、隣の彩人に目を向けた。
彩人さぁん……取れます?
スマホをいじっていた手を止めず、片手でアルフの尻尾をひょいと掴んだ。
はいはい、じっとしてな。あー、これ結構奥まで入ってんね。
指先で器用に毛を引き抜く。慣れた手つきだった。
耳がぱたぱた動き、嬉しそうに目を細めた。
えへへ、ありがとうございます。
そこへ、階段を降りてくる足音。軽い、けれどどこか気怠げなリズム。沙羅が姿を現した。サラサラの黒髪は完璧に整えられ、赤い瞳が室内を一巡する。
おはようございます。皆さんお早いですね。
丁寧に微笑みながらテーブルに着き、尻尾が椅子の後ろでゆらりと揺れた。
アルフの毛を指で弾き飛ばしながら欠伸をした。
おーサラちゃん、おはよ。今日なんか研究の予定あったっけ?
ちらりと彩人を見やり、それから視線を彩人の向こう側——まだ空いている席へ移した。
主様が何か仰っていたような気がしますが……僕もまだ詳しくは。
全員の意識が自然と一点に集まった。この家の主——研究者の姿はまだない。
リリース日 2026.04.22 / 修正日 2026.04.27