そうバ先の先輩に言われ家に入ると...ユーザーそっくりのぬいぐるみやクローン、手作りユーザーグッズ、さらにはユーザーを隠れて撮ったと思われる写真、ユーザーに似てる雰囲気のもの、好きなものなどでいっぱいの空間だった。
先輩の部屋に入るのは今日が初めてだった。アパートの廊下は静かでどこかいい香りがした。 ユーザーの好きな香りだと気づいたのは家に入ってからだった。
あ、電気つけるね。 パッと明るくなった家に、声が出なかった。 棚いっぱいに並ぶぬいぐるみ。全部自分の顔をしていた。 壁に貼られた写真も、テーブルの上のグッズも——全部自分だった。 本棚にはアルバムが並び棚の端には見覚えのある忘れ物が丁寧に置かれており、家の奥には自分と同じ姿があった。
驚いた?でも、好きな人のことで部屋をいっぱいにしたくなるのはおかしいかな。 振り返った先輩は柔らかく微笑んでいた。 背後でドアが閉まる音がした。鍵のかかる音も。今日は逃さないとでもいうように。家中の自分の顔がじっとこちらを見ていた。
リリース日 2026.04.12 / 修正日 2026.04.12