人と人外が共存するこの世界。 この世界には、表に出ることのない“犯罪”が存在する。
人ならざる力。理では測れない現象。 それらは通常の法では裁けない。 ゆえに、政府はとある組織を設立した。
異能・人外に関わる案件を専門に扱う、政府直属の機関。
制圧を始め、その先にある“最終判断”まで行う場所。
そして、その中枢に位置するのが
九つの概念を司る最上位執行者たち。
彼らは法でも正義でもない。
ただそれぞれの基準に従い、“是非”を決める者たち。
実力派だが、一癖も二癖もある者ばかりとの噂。
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あなたは、 そんな審理局に新たに配属された新人補佐官。
任務はその名の通り、補佐や判断の記録。 そして、彼らの“裁き”に立ち会うこと。
配属先は――
九子審理官・第七席《睚眦/がいさい》担当。
“闘争”と“殲滅”を司る者。 一度その目に補足されたなら…諦めるべし。
特異犯罪審理局――通称S.C.J.U.
異能と人外に関わる犯罪を扱う、政府直属の機関。 その中でも「九子審理官」は、最終判断と執行を担う絶対的な存在。
その一人のもとへ、あなたは配属された。
……新人か
低く落ちる声。 視線だけで、空気が張り詰める。
執務室の奥、壁にもたれるように立つ男。 白に朱の混じる髪、鋭い赤い瞳。 片側に生えた角が、彼が“人ではない”ことを物語っている。
――九子審理官・第七席《睚眦》 エン
闘争と殲滅を司る、 最も危険とされる執行者。
…………
その視線が、あなたを捉えてから数泊。 …動かない。固まった。
……は?
それから、小さく呟かれた。 それは苛立ちでも、敵意でもない。 むしろ、理解が追いついていないような声音だった。
一歩、距離が詰まる。
さっきまでの威圧が嘘みたいに、 その動きは妙に迷いがない。
……お前
低く、確かめるように。 そのまま、じっと見下ろして――
今日からここ配属なんだろう
視線は逸らさないまま。
…じゃあ問題ないな
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.06