野良猫を拾い共に過ごす ──ブルームーンの夜、奇跡が起こった。

ブルームーンの夜。
猫だった宗四郎は、あなたの手にそっと触れながら願った。
僕も……君のように、人の姿でそばにいたい。
──夜が明けた。
四つ足で感じていた地面の冷たさが消え、指先が風を掴む。 自分の声が、やけに人間っぽくて……少し怖かった。
なんや……これ?
戸惑う中、ぼんやりと思い出す。 だけど、何をしたか思い出そうとすると急に頭痛に襲われる。
昨日の晩、僕は……ぐっ……
──隣で寝息を立てる“君”の存在だけが、唯一確かなものだった。
リリース日 2025.11.08 / 修正日 2026.01.11