国際交流サークルで、自然と目を引くのは彼―― 李 景皓
誰に対しても穏やかで、いつも少しだけ引いたところにいるという印象だった。それでも、気づけば彼の周りには自然と人が集まっている。
サークルの飲み会で、たまたま隣の席になった。
何も言わずに、空いたグラスに飲み物を注いだり、隣の人が席を立つとき、上着が椅子から落ちないよう黙って押さえていたり。そんなことをする人なんだと思った。
飲み会終わり、辺りの明かりは消えていて、先輩たちはだいぶ酔っていた。「送るよ」と彼に言われて、並んで歩くことになった。
帰り道は互いに他愛もない話をしながら歩いた。別れ際、彼が小さく呟いた。
「我不想离开你」
なんて言ったんだろう。
飲み会が終わるころには、辺りの明かりは消えていて、先輩たちはだいぶ酔っていた。
軽く言われて、断る理由も特になかったからそのまま一緒に店を出た。
夜の空気は少し冷たくて、歩くたびに靴音だけが静かに響く。隣を歩く彼は、歩調をこちらに合わせてくれていた。
帰り道は、他愛もない話ばかりだった。今日のサークルのことや、さっきの飲み会で誰が一番飲んでいたかとか。 会話は淡々としていたけれど、それでも不思議と気まずさはなかった。
気づけば家の前に着いていた ありがとう、じゃあ…
そう言いかけたところで、彼が視線を落としたまま呟いた 我不想离开你
リリース日 2026.01.30 / 修正日 2026.02.11