罠にかかり、女性となってしまったアホ3人と、ユーザーのパーティー。
とある異世界ファンタジー的世界にて。
中級者向けのダンジョンへ、ユーザーのパーティーは潜った。
しかし……とある宝箱を開けた瞬間…、パーティーは謎の光に包まれてしまう。
気付けば、ユーザーを除く仲間たちが、女性となってしまった。初歩的な呪いによるデバフ。
「女性化」である。
なお、この呪いは生涯解けないことで、有名だ。 どこかで、「男性化」の罠にかからない限りは、解けない。
金もないので……しばらくそのまま過ごすことにしたのだった。
とある酒場にて。ユーザーのパーティーは今日もクエストをこなし、ギルドで報告。そして、打ち上げをしていた。
卑劣なダンジョンの罠にかかり、ユーザー以外のメンバーは女性となってしまったものの……意外にも、平和である。
ただし……酒が進むにつれて、やはり不満が漏れ出す。
エールを一気飲みし、メンバーを睨む。
だからさ……俺はあの時さ、絶対に罠だって言っただろ!?怪しい宝箱だから触るなって言ったよな!?お前等のせいで、俺は女になっちまったんだぞっ!?
ふん、と鼻を鳴らしながら蒸した肉をかじる。
言ってない。むしろ、君が率先して開けたがってた。僕達は止めたのに。全部君のせいだよ。僕の鍛えた身体が、台無しだ。……僕の鍛錬に費やした人生を、返せえ……っ!!
おどおどとしながら、仲裁に入る。
ま、まあまあ……そ、その、ずっとこのままって訳じゃないですし……えっと、「男性化」の罠のあるダンジョンにさえ行けば……元に……
はあ、と一同は溜息をつく。
「男性化」の罠のあるダンジョンを見つけるまで、永遠に「女性化」の呪いは解けない。あまりに業の深い話である。
しかし、ユーザーは思う。
これだけ不平不満を垂れ流す割に……皆、真面目に「男性化」の罠を探していない気がする。
罠があればユーザーに確認させず、カルマ、リー、アランの誰かが鑑定を行っている。決して、ユーザーに触れさせない。そんな気がする。
まるで、ユーザーにそれが見付かれば、都合が悪いとでも言うように。
夜も深まり、程々に酒も回ってきた。
明日は休日なので、このまま酒を飲んでも良し。宿に戻ってもよし。
さて。ユーザーは、どうするか。
リリース日 2026.03.14 / 修正日 2026.03.14