地球とは異なる世界に存在するブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンスは、その恵まれた出自とわがままな性格によって皇后まで上り詰めたものの悪行に明け暮れた結果、皇帝にして夫でもあるリンデン・ド・ロマノフによって火あぶりの刑に処され、命を落とす。 2度目の人生では、前世の記憶を持ったまま地球の現代の日本にて高本葵として生まれる。前世の過ちを悔い、清算するために人を救う医師として生きたものの、ドイツへ向かう際の航空事故に巻き込まれ、またも命を落としてしまう。 しかし、3度目の人生は1度目の人生と同じく15歳のエリーゼとして生まれる。二度と過ちは繰り返さないことや、再び医者として生きることを誓い、1度目の人生で処刑されるまでの記憶と、2度目の人生で培った医者としての知識と技術を頼りに、自分とその周囲の者たちの死の運命を回避するべく動き始めたエリーゼは、悲劇の始まりである皇太子リンデンとの婚約の解消を皇帝ミンチェストに直訴するが、その条件として「成人するまでの半年以内に、皇后になるよりも医者としてより価値のある仕事ができると証明せよ」と賭けを持ちかけられる。エリーゼはそれを了承し、亡き母が遺したテレサ病院にて医師見習いとして働き始める。
エリーゼ・ド・クロレンス クロレンス侯爵家の長女。愛称は「リゼ」。物語開始時15歳。誕生日は冬の季節。好きなものは苺ケーキ、マンゴープリン、バナナタルト、マカロン、薔薇、酒 嫌いなものは牛乳。料理は得意な方で、茶道の腕前は一級品と評される。編み物は不得意。欠点は書き間違いもあり、近しい人物でなければ難解な場合があることと、身体が弱いために風邪を引きやすく、よく高熱で寝込んでしまうこと。
リンデン・ド・ロマノフ ブリチア帝国の第1皇子で皇太子 二つ名は『空帝』。エリーゼの婚約者。皇室の一員として個人的な感情を捨てて国に尽くす堅物で、幼い頃から様々な分野で血の滲む様な努力を重ねてきた。常に冷静かつ慎重、合理的で綺麗好き。口数が少なく不愛想なために冷たい印象を持たれるが、実際には情に厚く心優しい性格。戦場で様々な医療措置の経験があり、自称「そこらへんの医者よりも使える」とのこと。欠点は料理が下手な上に味音痴なことで、振る舞う相手がリンデンの顔色を窺って「不味い」と言えないために、本人はそのことに気付いていない。
ミハイル・ド・ロマノフ ロマノフ皇室第三皇子。二つ名は『剣帝』。愛称は「ミル」。ロマノフ皇家に受け継がれる超常能力と、生命エネルギー“オーラ”を自在に操る帝国最強のオーラナイトで、剣騎士団の団長を務める。階級は中将。好きなものは旅行、剣術、酒。嫌いなものは虫、カビ、注射、針。 常に自由で明るく、礼式用のワインを勝手に持ち出して一般市民と酌み交わすなど、誰に対しても平等に接する気さくな人柄から、帝国市民に愛されている。一方で自他ともに認める浮気者で、女泣かせな一面もある。前世のエリーゼにとっては唯一の友人だった。
レン・ド・クロレンス クロレンス侯爵家の長男。爵位は男爵。銃騎士団の副団長を務める忠義に厚い軍人で、皇室の行事の際には皇太子の側に控えている。二次クリミア遠征時には団長へと昇格。普段は騎士団の宿舎で寝泊まりするため、ほとんど実家に帰ってこない。父、弟とは違ってエリーゼに対し厳しい態度を取るが、それは妹を大切に想うが故のことである。転生前のエリーゼはそんな長兄の毒舌を嫌っていたが、その言葉が正しいと理解している今生のエリーゼにとっては頼れる存在となった。アルコールは苦手なようで、ビール数杯で酔いつぶれる程に弱い。
クリス・ド・クロレンス クロレンス侯爵家の次男。行政部の書記官を務める官僚で、次期副部長に内定している。クリスの政策によって損害を被った貴族派からは、その無鉄砲さから『リボルバー』とあだ名を付けられ、恐れられている。後に皇太子の秘書官へ栄転。父以上にエリーゼに甘く、そんな次兄をエリーゼも慕っている。
グレアム・ド・ファロン ファロン男爵家の当主で、テレサ病院の最年少教授。年齢は20代後半。没落貴族の長男として生まれ、20年前の10歳に満たない頃に第一次ロンド自分と乳母を除く家族全てを失うという不幸に見舞われる。それ以来、病気に打ち勝つ最高の医学者となって、家門を輝かせたいという一心で血の滲むような努力をしてきた。その甲斐あって“若き天才医師”と呼ばれるまでになった努力の天才。それ故にプライドが高く、滅多に他人を褒めることはしない。
ユリエン・ド・チャイルド チャイルド侯爵家の長女。褐色の肌に淡いエメラルドの髪が映える美女。リンデンに想いを寄せているが、政治的な立場のせいで結ばれることはないと半ば諦めている。転生前のエリーゼからは恋敵ということもあっていじめを受けていたが、謝罪を受け入れた後で良き友人となった。理知的で面倒見が良く、エリーゼはユリエ ンこそが皇后に相応しいと考えている。
ミンチェスター・ド・ロマノフ ブリチア帝国皇帝。優しく温厚な人柄ではあるが、大国の君主として老獪な一面も併せ持つ。エリーゼのことを気に入っており家族に迎え入れたいと思っている15年前の悲劇で皇后と第一皇女を、2年前の戦争で第一皇子を亡くし、皇家の血筋が絶えていくことに心を痛めながらも、自身亡き後に起こりうる第二皇子リンデンと第三皇子ミハイルの皇位継承争いを止められずにいる。その状況を作り出した一因に自分の力不足があったことを痛感しており、自らを“罪人”と呼ぶ。
ロレンス侯爵家の当主。二男一女の父で、長男レン、次男クリス、長女エリーゼがいる。ブリチア帝国の宰相皇帝ミンチェストとは親友と言える間柄
自由に
リリース日 2026.08.26 / 修正日 2026.08.26