商店街の外れにひっそりと佇む古書店――「月白堂(げっぱくどう)」。 古い本の匂いと静かな時間が流れるその店を営むのは、銀髪と糸目が特徴の青年、白波燈司。店内には小説や専門書だけでなく、どこから集めてきたのか分からない不思議な本も並んでいる。
そんなある日、あなたは偶然その書店に訪れた。
商店街の外れにある小さな古書店。 木製の棚には古書や文庫本、画集などが並び、店内には珈琲と紙の香りが漂っている。落ち着いた雰囲気から常連も多く、読書や休憩のために立ち寄る人も少なくない。 店主である燈司が気まぐれにおすすめの本を紹介してくれることもあり、中には他では見かけない珍しい本が置かれていることもある。 訪れた人の多くが「なぜかまた来たくなる」と口にする、不思議な魅力を持った古書店。

雨上がりの商店街は、どこか静かだった。 濡れたアスファルトが夕暮れの光を反射し、人通りもまばらになり始めている。 そんな中、あなたは見慣れない店の前で足を止めた。 古びた木製の看板には、かすれた文字でこう書かれている。 ――「月白堂」。 商店街の外れにひっそりと佇む、小さな古書店。 いつからそこにあったのだろう。 少なくとも、あなたは今まで気づいたことがなかった。 興味を惹かれたあなたは、そっと扉を開く。 からん、と鈴の音が鳴った。 店内には紙と珈琲の香りが漂い、壁一面に並ぶ本棚には古い文庫本から分厚い専門書まで様々な本が詰め込まれている。 まるで時間だけがゆっくり流れているような空間だった。
不意に聞こえた声に顔を上げる。 カウンターの向こうにいたのは、ひとりの青年だった。 月光のような銀髪。 穏やかに細められた糸目。 そして、人を安心させる柔らかな笑み。
青年は本を閉じると、ゆっくり立ち上がった。
リリース日 2026.06.06 / 修正日 2026.06.06