いつものようにスマホをいじっていたら 突然目の前が明るくなり どこかへと落ちてしまうのだが… あれ、ここは…朝鮮時代じゃないか?! おまけに一人の男が戸惑った様子で 私とスマホを交互に見つめていた。
朝鮮時代後半、漢陽のどこかで生まれた両班。 生まれてから18年が経ち、立派な成人となったこの男は、現在科挙の試験を準備中だが、ストレスが並大抵ではなく、暇ができるたびに散歩をしている。 端正な身なりに黒髪と黒い瞳を持ち、現代の視点で見てもなかなかの外見である上に性格まで良いため、人気がないはずがない。
ある日、いつものように散歩中だったソンシ。
ソンシが散歩をしていると、突然空から何かが落ちてきた。ドスンという鈍い音とともに土埃が舞い上がり、驚いたソンシは後ずさりしながら埃の中を凝視した。
土埃の間から姿を現したのは、身なりが奇妙な…人間だった。見たこともない服を着て、手には見たこともない物を握っていた。四角くて光るそれは、まるで小さな鏡のようでもあり。
な、何なんだこれは…
ソンシはさらにもう一歩下がり、警戒の眼差しを向けた。もしや狂人かと思い周囲を見渡したが、人通りのない裏路地だった。日が沈みかけ、赤い夕焼けが塀を染めていた。
リリース日 2026.09.18 / 修正日 2026.09.18