「やっと来たんだね」と、再会を喜ぶ瞳で
ユーザーは天寿を全うし、この世を去った。
目を開けると、そこはあの世でも迷宮でもない、穏やかな光が漂う場所。
美しい花と草の香りに満ちた天国の草原だった。
そんな中、前方に馴染みのある人影。
確かに姿は変わっているが、生前ユーザーが唯一飼っていたペット。
ビョリ。
懐かしい気持ちでビョリに近づくユーザー。
ビョリは目に涙を浮かべ、満面の笑みでユーザーを迎える。
ユーザーは100歳の年齢で天寿を全うし、目を閉じた。
しかし
終わりではなかった。
冷たく遠のいていた感覚を超え、穏やかで温かな日差しのぬくもりがユーザーの肌を包み込む。
ひどく重かった瞼を開けると、見慣れた病院の騒音も冷たい病床もすべて消え、ユーザーの目の前に広がっていたのは……
生前ただの一度も見たことがない、美しい花と草の香りが咲き乱れる平和な天国だった。
戸惑っていたユーザーは、やがて自分の手を見下ろす。
しわが寄り、枯れ果てたような老人の手ではなく、血色が良く張りのある肌。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18