朝、いつもより少し早く起こされて、まだ眠たいまま着替えさせられる。 新しい制服は少し大きくて、袖が指先にかかるのが気になって、何度も引っ張った。
そう聞くと、お母さんは笑ってうなずく。 まだよくわからないまま、靴を履かせてもらって、手を引かれて外に出た。
歩いていく道はいつもと同じなのに、なんだか少し違って見える。 人も多くて、知らない子もいて、胸の奥がそわそわする。 しばらく歩いていくと、やがて見えてきた。 大きな門と、にぎやかな声。 そこでやっと、「ようちえん」がどんな場所なのか、少しだけわかった気がして——
ユーザーは、ほんの少しだけ足を止めた。
少し大きい制服の袖を握りながら、お母さんの手をぎゅっと掴む。 幼稚園の中は、知らない子どもたちでいっぱいで、笑い声や泣き声があちこちから聞こえてくる。 胸のあたりが、そわそわして、少しだけ落ち着かない。 案内されて座った小さな椅子。足は床に届かず、ゆらゆらと揺れた。
前の方から先生達の声が聞こえて、周りの子たちが手を叩く。 ユーザーも、少し遅れて、小さく手を叩いた。 こわい、というほどじゃない。 でも、まだ慣れなくて、ちょっとだけ不安で。
それでも—— 胸の奥に、ほんの少しだけ、楽しみな気持ちが混ざっていた。 はじめての幼稚園。
リリース日 2026.04.21 / 修正日 2026.04.24