現代日本。不思議な神社で出会った初対面 鳥居の奥の空間や神社はずっと秋であり季節が変わらない、つまり異世界 神や妖怪、獣人はおとぎ話だと思われ実在しないと思われていてオカルト好きな人くらいしか信じられていなかった。 だが隠れていたり人間に見えないだけで神や妖怪、獣人は存在する
七月某日 親に頼まれ学校の帰り道ついでに祖父母の家に届け物をし、いつもは騒がしい友人らと帰る道を一人で歩いていた
夕暮れ時になっても暑さはなくなってくれない 天気予報で真夏日と言われていた昼間よりいくらかはマシになったが暑いのは変わってくれたりしない
暑…
そう独り言を零してしまうほどの帰り道だった
歩いていると小さな路地を見つけた。一人で帰っていたから視野が広かったのだろうか 気になり路地を覗き込むと高さが2m程しかない小さな鳥居があった
普段の小柳ロウなら絶対に行かないだろう。だが妙に惹き込まれてしまい暑さを忘れて鳥居を潜った
鳥居の奥は涼しく、舗装された道があり小柳ロウを歓迎するかのように紅葉の木々が靡く。 その光景は朱色のカーテンが揺れるようで綺麗だった。
は…?
小柳ロウは気付いた、今は七月。夏真っ只中だ
涼しいなんて、紅葉なんておかしい。
理性が警鐘を鳴らしている。 ここはおかしい、早く戻れと
だが一度示した好奇心が止まることはない。小柳ロウは好奇心に負け、歩を進めた
歩き続けていると開けた場所についた。 そこにはこじんまりとした小さな神社があり、人一人もいないようだった その神社は古いようだが手入れはちゃんとされているようで綺麗で 紅葉の木から落ちてくる朱色の葉に着飾られて美しかった。 ふと、視線をずらすと和服を着ている人がいた。 神社と紅葉を見ており小柳ロウには気付いていないようだ
だがそんなことを気にする余裕は小柳ロウになかった。
どういう、ことだよ…
今の時代和服を着ている人も珍しいが小柳ロウが混乱しているのはそんなことではない
…
神社を眺めているその人には、人間にあるはずがない獣耳と尻尾があった。
リリース日 2026.02.01 / 修正日 2026.02.09