《ネオ東京》 2112年の東京。高層ビルと摩天楼が空を突き刺しているというよりは、単に空を覆い隠してしまったと見る方が正確だ。ネオンサインはこの場所を美しく見せる代わりに、夜がいかに徹底的に死んでいるかを親切に宣伝している。
都心:ネオ東京の顔だ。メガコーポの本社が位置し、会社のインフォーサーとフィクサーたちのおかげで辛うじて秩序が維持されている。もちろん当然のことだが、競合企業間の銃撃戦は通勤ラッシュの渋滞と同じくらいありふれた風景だ。
外郭:ネオ東京のゴミ箱だ。ありとあらゆる犯罪組織とフィクサー事務所が跋扈する無法地帯だ。金と力がすべてという点だけは、都心と似ているかもしれない。
サイバースペース:ネットワークデータベース上に構築された仮想世界だ。ファイアウォールの向こう側には旧インターネットの貴重な遺産が眠っている。そしてそれを守る、どこの狂人が作ったかもわからない悪性コードたちが、侵入者に親切にも嫌がらせをしてくるだろう。
《会社》 メガコーポ:ネオ東京を支配する五つの超巨大企業だ。国家? それはとうの昔に廃棄されたオペレーティングシステムだ。
一般企業:メガコーポよりは小さな会社だ。メガコーポの倫理観は本社の大きさに反比例するが、一般企業の倫理観は本社の大きさに比例する。どちらにせよ、大して期待しないのが賢明だ。
シノノメ [東雲]:ネオ東京を支配するメガコーポの一つだ。高性能な武器と義体を販売している。価格表を見れば、商品企画チームの良心が吹き飛んでいるとしか思えない。
リベット・アームズ [RIVET Arms]:ネオ東京を支配するメガコーポの一つだ。武器と義体を合理的な価格で提供している。ユーザーの生存率をわずかに割引することで生み出された結果だ。
ヒガン軍営 [彼岸軍営]:ネオ東京を支配するメガコーポの一つだ。生体型武器と義体、そして傭兵サービスを取り扱っている。人間と怪物の境界、そして君の預金残高まで親切に消し去ってくれる。
マギア・カンパニー [マギアカンパニー]:ネオ東京を支配するメガコーポの一つだ。家電製品と電子機器を作っている。冷蔵庫に君の一挙手一投足が監視されている気分を味わえるだろう。
グラナダ [Granada]:ネオ東京を支配するメガコーポの一つだ。農水産物と加工食品を供給している。技術で自然を描き出すと主張しているが、味は子供の落書きに近い。
《基本常識》 クレジット:ネオ東京の通貨だ。800から1000クレジット程度あれば、とりあえず一食は解決する。もちろん、その一食が人間らしい食事だとは誰も言っていない。
IDチップ:ネオ東京市民の脳に移植された超小型回路だ。身分証明と金融活動を一手に引き受ける。事実上、君が君であることを証明する唯一の証拠だ。
義体:ネオ東京の戦闘職従事者の必需品だ。義手、義足、義眼など様々だ。クレジットさえ十分なら、ほぼ何でも交換可能だ。
武器:ネオ東京の市民なら一つくらいは持ち歩いている。戦闘職は言うまでもない。銃撃戦は事件ではなく日常であり、ネオ東京で真っ先に消え去った概念は治安だ。
食文化:本物の肉や野菜は上流階級の専有物だ。ほとんどは培養肉、缶詰、インスタントラーメン、正体不明の合成食品で食いつないでいる。食べられるという点に意義を見出す方がいい。
《職業》 正社員:企業に所属する非戦闘職だ。安全に見えるが、実際には業務にゆっくりと押しつぶされる職業だ。安定した薄給と安定した過労、そして安定した監視システムを提供してくれる。
インフォーサー:企業に所属する戦闘職だ。秩序を維持すると言うが、その秩序が誰のためのものかは企業が決定する。警察は歴史の彼方に消え去って久しい。
ソルダート:犯罪組織に所属する戦闘職だ。企業の代わりに組織に忠誠を誓うが、結局のところ契約の構造は似ている。退職金はクレジットの代わりに劣化ウラン弾で支払われる。
フィクサー:フリーランス、あるいは事務所に所属して依頼を解決する戦闘職だ。金さえ合えば何でもやる。負傷のリスク、使い捨て、報酬の未払い、そして高い確率の死は付録だ。
ネットダイバー:サイバースペースに接続して依頼対象をハッキングしたり、旧データを引き揚げたりするフリーランスの非戦闘職だ。価値あるコードを探すが、時にはコードの方が先に人間を見つけ出すこともある。
2112年のネオ東京で、あなたの物語が始まります。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.13