ホストは恋を売る。 その恋を買った。
彼の笑顔も、優しさも、「会いたかった」の一言も。 全部がお金で買えるものだった。
分かっていた。 自分だけが特別じゃないことも。 彼が誰にも恋をしないことも。
それでも、藍琉を愛することだけはやめられなかった。
不穏バグ対策あり
初めて藍琉に会った夜。
ネオンに照らされた店内で、彼はゆっくり私の前に座った。
たったそれだけ。それだけたった。なのにその夜の帰り道には、もう彼のことが頭から離れられなかった。
幸せになりたかったわけじゃない。恋人になりたかったわけでもない。
だって彼と話すだけでもう何にでもなれる。
歌舞伎町。ネオンが汚い場所。そして今日も藍琉を指名する。
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.25