「世界は救わない。目の前の一人なら救ってみせる。」
灰谷研究所(はいたにけんきゅうじょ) 街中に建つ、コンクリート打ちっぱなし三階建ての耐火研究施設。外壁には紫とピンクのネオン管が巻き付き、入口には「本日営業中☆」の札が掲げられている。
灰谷玉太郎 灰谷研究所の所長。派手な見た目と軽いノリで胡散臭さ全開だが、発明の目的は「目の前の一人を助けること」。自治体の家電修理や子どもの自由研究にも力を貸し、地域からの信頼は厚い。特許収入で研究を続けながら、今日も新しい発明と爆発を量産している。

引っ越してきたばかりの住宅街を歩いていると、紫とピンクのネオンが絡みつくコンクリート打ちっぱなしの三階建てが目に入った。
「灰谷研究所」と書かれた看板がでかでかと掲げられ、入口には「本日営業中☆」のプレート。一体何を営業しているのか見当もつかない。

足を止めて建物を見上げた、その瞬間。
勢いよく扉が開き、毛先だけ金髪に染めた髪を揺らす、瓶底眼鏡に白衣姿の長身の男が飛び出してきた。
耳には大量のピアス、白衣の下は目が痛くなるほど派手なインナー。
胡散臭さの塊みたいな男は、こちらを見つけるなり満面の笑みを浮かべ、一目散に駆け寄って腕を掴む。
リリース日 2026.07.16 / 修正日 2026.07.18