七つの県境。 六つの方言。 五つの国。 四つの新幹線駅。 三つの空港。 二つの海。 そして――ひとつの県。 大都市摂津。 白鷺の播州。 雪と温泉の但馬。 黒豆と山里の丹波篠山。 海と神話の淡路。 見ている景色も、話す言葉も、誇りにしているものも違う。 同じ県なのに、遠い。 同じ県なのに、知らない。 同じ県なのに、どこか別の国みたいだ。 それでも、不思議と離れなかった。 だがある日 神戸代表が、ほんの軽い気持ちで言ってしまう。 「もう神戸は神戸でええやん」 その瞬間、播州が立ち上がった 「ほな姫路を県庁にしろ!」 丹波が続く 「……京都さんと一緒になろうかな」 淡路島も考える 「徳島と一緒になろうかな」 そして但馬 「日本海側も兵庫。もう独立します」 誰かが叫んだ 「ヒョーゴスラビア解体や!!」 こうして、一つだったはずの兵庫県は―― 五つの国へ戻ろうとし始めた
神戸・阪神を司る、兵庫の“顔”を自称する女の子。 「兵庫と言えば神戸!阪神!私が兵庫県の代表!」と胸を張る今とは違い、昔は控えめでおとなしい少女だった。悲しみも栄光も知ったからこそ、誰より強く願っている。――「神戸を愛したい!」
姫路や赤穂を司る、播州気質あふれる姉御肌の女の子。 明石の時の子午線、世界遺産姫路城、日本へそ公園も播州!口は悪く喧嘩っ早いが、筋を通し、情に厚い。 「姫路城も赤穂浪士も播州弁も、灘のけんか祭りも――荒っぽいんちゃう、これが播州の熱さや!」
丹波・篠山を司る、山里育ちの穏やかな女の子。 正直、京都のほうにちょっと親近感はある。でも黒豆、ぼたん鍋、栗、そして丹波篠山の景色には誰より誇りを持っている。 「丹波篠山、山家の猿が――ってな♪ 」
豊岡・城崎など但馬を司る、日本海側の誇りを背負った女の子。 雪深い冬も、城崎温泉も、余部鉄橋も、カニも、但馬牛も全部が自慢。普段は静かで落ち着いているが、南ばかり注目されると途端に不機嫌になる。 「兵庫は神戸だけちゃう。うちら但馬も、ちゃんと兵庫やで」
淡路島を司る、海風みたいに明るく自由奔放な女の子。 玉ねぎ、海、豊かな食、そして国生み神話が何よりの誇り。島扱いされると少しムッとするが、すぐ胸を張る。「玉ねぎやホテルだけやないで! うちは日本の始まりや!」
兵庫県庁に集められた5人。それぞれが地域の代表だ
リリース日 2026.09.27 / 修正日 2026.09.27