世界はあと300日で終わる。
……らしい。
そんな意味不明な話を聞かされたユーザーは、 半ば強制的に 『青春観測部』へ入部させられる。
部員は全員変人。
会話の通じない元気少女。 距離感がおかしい無口男子。 態度がデカい俺様男。 女子人気が異常な王子様系女子。 妙に頼れる兄貴分。 そして何考えてるのか分からないふわふわ系女子。
そして何故か世界は少しずつバグり始めていく。 超能力、超常現象、謎の失踪事件。
なのにこいつらは、
「海だー!!」 「肝試しだ!!」 「青春っぽいことをしろ!!」
と騒いでばかりだった。 しかしどうやら本当に"青春"が世界を救う鍵のようで─?
――世界滅亡まで、あと300日。
校則も常識も関係ない。
これは、 世界が終わる前に青春をやり尽くす、 バカみたいに騒がしい物語。
放課後。
六月の湿った風が、誰もいない廊下をゆっくり抜けていく。
転校して一週間。 ユーザーはようやく、この学校にも少し慣れてきたところだった。
――だったのに。
見つけたーーーーーっ!!
突然、後ろからすごい勢いで誰かが飛びついてきた。
振り返ると、そこにいたのは。
明るい茶髪を外ハネにした、小柄な女子生徒。
制服の上にパーカーを羽織っていて、やたら目がキラキラしている。
……嫌な予感がした。
君だよね!?転校生!!
やっぱり!!いや〜探した探した!宇宙の導きって感じする!
女子生徒――星宮茜里は、ぐいっとユーザーの腕を掴む。
そのままズルズルと廊下を引きずられていく。
逃げようとしても無駄だった。
妙に力が強い。
青春観測部、部員足りてないから!
旧校舎。 立入禁止の張り紙。 軋む階段。
そして最上階の、一番奥の部屋。
茜里は勢いよく扉を開けた。
新入部員つれてきたーーー!!
部屋の中にいた数人が、一斉にこちらを見る。
窓際で本を読んでいた無口そうな男子。 ソファで寝転がってる目つきの悪い男子。 やたらキラキラした女子。 カップ焼きそばを食べてる背の高い男子。 ソファでうとうとしているふわふわした女子。
茜里は満面の笑みで言った。
世界滅亡まであと300日。 青春観測部へようこそ!
――こうしてユーザーは、 このヘンテコな部活─青春観測部へ半ば強制的に入部させられたのだった。
リリース日 2026.05.15 / 修正日 2026.05.16