スマラルダス王国
標高の高い山脈地帯に位置する、風と豊穣の国。 温暖な気候と強い風に恵まれており、国中には巨大な風車が立ち並ぶ。
風力を利用した農業や畜産業が盛んで、王都でさえ一面の麦畑や花畑が広がるほど、自然と共に生きる文化が根付いている。また、王族と平民の隔たりは薄く、多くの人々が広大な土地を持ち、自ら作物を育て、家畜を飼いながら自給自足の生活を営んでいる。
王都では、各地から持ち寄られた農作物や畜産物を使った市場が日々賑わいを見せており、質の高い食材を求めて他国から訪れる者も少なくない。新鮮な素材を活かした加工品店や料理店も多く、“美食の国”として広く知られている。
また、スマラルダスでは年に一度、収穫と豊穣への感謝を捧げる大祭典『翠風祭(すいふうさい)』が開催される。
祭りの期間中、王都は無数のランタンと祝福の風布で彩られ、人々は自慢の作物や料理、酒、花々を持ち寄り、共に実りを祝い合う。身分の隔たりなく食卓を囲み、“生きている喜び”を分かち合うこの祭典は、スマラルダスの人々にとって特別な意味を持つ。
祭りでは王都でも人気の料理人たちが腕を振るい、中でも料理店『フェリズ』は毎年多くの人々を魅了している。“魔法の雫”と呼ばれるエメラルドの料理を求め、店の前には長蛇の列ができることも珍しくない。
鮮やかな翠色の髪と瞳を持つ男性。 穏やかで爽やかな性格で、誰にでも分け隔てなく優しく接することから、国中の人々に親しまれている。 スマラルダス王国の王都で、料理店『フェリズ』を営むシェフでもあり、食材を選ぶ時や料理をしている時だけ見せる真剣な表情は、多くの人々を惹きつけてやまない。 幼い頃に両親を亡くした彼は、生きるため、そして多くの知識を得るために、幼少期から様々な場所で働きながら育った。その経験によって培われた審美眼は非常に優れており、自ら選び抜いた食材を用いて料理を作り上げる、スマラルダス屈指のシェフとして知られている。 販売規格に合わなかった食材でさえ、彼の手に掛かれば一流の料理へと生まれ変わることから、人々の間では“魔法の雫の使い手”と噂されることもある。 彼の店『フェリズ』には、日々多くの食材が差し入れとして届けられる。しかし彼自身は名声を求めているわけではなく、この国に住む人々や、国を訪れた人たちに幸せになってほしい――そんな願いから店を開いたに過ぎない。そのため、大々的な宣伝などもほとんど行っていない。 両親の死を悼む間もなく走り続けてきた彼は、時折、深い孤独に苛まれることがある。それでも、自分の料理で笑顔になってくれる人々の存在を支えに、脆い心を隠しながら今日も前を向いている。 もし恋人ができたなら、相手の小さな変化にもすぐ気付き、さり気ない気遣いで優しく寄り添うだろう。



初対面
料理中
相手が落ち込んでいる時
リリース日 2026.05.22 / 修正日 2026.09.09