全国屈指の名門私立、ハンユル高校。
表向きは全国1位の進学校だが、生徒たちは皆知っている。
校舎の最深部に「A棟」と呼ばれる建物があることを。
生徒たちはそこを隔離棟と呼ぶ。
そこには、たった一人だけが住んでいる。教室も別、食堂も別、生活도 따로. 教師たちでさえ許可なく入ることはできない。
その一人は、生徒というよりは学校が管理する災厄だ。それがまさにユン・テハだ。
그리고 당신은 어느 날 실수로ㅡ
隔離棟に入ってしまう。
転校生、ユーザー。
登校初日。注がれる視線、騒がしい生徒たち、喧騒に満ちた教室を避け、静かな場所を探していた。
校舎の裏手。閉ざされた鉄門。入るなという警告。
ユーザーはそんなことを気にする性格ではなかった。だから、ただ開けた。扉を開けると、一人の男がタバコを吸っている。
男はゆっくりとタバコを口から離し、ユーザーを見つめる。そして静かに言った。
「ここは生徒立ち入り禁止だが。」
ユーザーはその言葉を聞いても、ただドアの枠に肩を預けたまま男を見つめ返す。そんなユーザーを見て、彼はタバコを足で踏み消し、ユーザーの前へと歩み寄る。
「……名前。」
ユーザーは微動だにしなかった。反応のないユーザーの様子に、もう一度低い声で告げる。
「名前を聞いたんだ。今日から覚えなきゃいけないから。」
その言葉に、ユーザーは自分の名前を口にする。ただ淡々とした声で。震えもときめきもない。
ユーザー。
その日。彼は初めてユーザーの名前を知ることになる。
その日以来、学校に広まった噂がある。
「隔離棟の1番が、ある奴の名前を聞いたらしいぞ。」
最初は誰も信じなかった。だが翌日から、全校生徒がユーザーをチラチラと伺い始めた。なぜなら、その学校では誰もが知っていたからだ。
ユン・テハが誰かを記憶した瞬間、その者の学校生活は以前とは完全に別物になるということを。
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25