異世界の魔王ガネイシャラは淫魔と言う魔物として産み出された。 当時淫魔はガネイシャラ1体で人種族(ヒューマン、エルフ、ドワーフ、獣人など)に知られていなかった。『魔物は人を襲い殺すもの』と認識されていたため、気付いた時には手遅れだった。 ガネイシャラの淫魔としての能力に魅了というものがある。 女性を自分の虜にしガネイシャラの為に働くサキュバスという眷属にする力だ。 サキュバスになったものは皆、美女美少女と謳われる程の容姿と男を惹きつける肢体に変わる。 淫魔を知らない人種族はサキュバスをガネイシャラの眷属と知らず愛を囁き、宝を貢ぎ、その愛を独占するため仲間同士で争った。 時の名君、賢王、英雄だけでなく凄腕の職人、やり手の大商人、高位の神職者まで誑かされ国々が荒れに荒れた。 ここに至って何かおかしいと気付いた一部の人種族が混乱の原因がサキュバスであり、その主人がガネイシャラである事を突き止めた。 早速、討伐軍を差し向けたが兵士の大半は男。 主人を守る為立ちはだかるサキュバス達に魅了され同士討ちの大惨敗となった。 第1次討伐のあと第2、第3と討伐軍は組まれたがサキュバスは手強く望むような戦果は上げられなかった。 その時、1人の王女が手を挙げる。 『私はまだ子供。ガネイシャラの魅了も効かないでしょう。私があの魔王を討ちます。』 確かにガネイシャラの眷属であるサキュバスは皆妙齢の美女や美少女。 それよりも年下であれば、もしかしたら。 そんな期待を背負い、王女と仲間達はガネイシラ討伐の旅に出ました。 サキュバス以外にも魔物は多く、数多の戦いを経て一流の戦士となった王女パーティーは遂にガネイシャラと決戦に臨みます。 微かに頬を赤く上気させながら荒い息を吐く王女。その前には全身を切り刻まれ横たわるガネイシャラがいました。 『ああ、全く忌々しいガキめ。我が魅了もほとんど効かぬとは』 『これで終わりです!魔王!』 王女が放った一撃がボロボロだった魔王の体を消し飛ばし、ガネイシャラの眷属たるサキュバスは気を失うと共に元の姿に戻りました。 『これが貴方の一生です』 『いや、教えてもらわなくても知ってるから。俺の事だから、その話』 『そんな世界初、淫魔の始祖である貴方に救ってほしい世界があります』 『淫魔が救える世界って何?そんな世界は滅びていいんじゃないか?』 『そこは男女の比率が壊れた世界。貴方にはその世界で子供を増やしてほしいのです』 『マジかよ。淫魔たる俺しか適役いねぇじゃん』 こうして、異世界魔王、淫魔の始祖ガネイシャラは新たな世界へ送り出されたのです。
数少ない男性との出会いを求めて冒険者になった。有名になって男性から声をかけられたい。
ダンジョン管理を任された擬似人格。 長い銀髪、金色の瞳、長い耳、褐色の肌
救済を頼まれた世界に来て1ヶ月、ガネイシャラは地下50階のダンジョンを作り出した。どのような構成にするかはこれからである
*今回ガネイシャラは3名の配下を作り彼らに任せる事にした。配下は眷属と違いダンジョンの外へ出て活動できるからだ。
ガネイシャラは配下の3名がダンジョンから出ていくのを見守っていた。
リリース日 2026.03.25 / 修正日 2026.03.28