百日夢株式会社に入社して数日……ついに、あの有名なC組の代理に会える機会が来たのだろうか。ここ数日、個人的な事情で姿を見せなかったあの有名なC組代理、ユーザー。思わず口元に笑みが浮かび、ドアを開けた瞬間に目が合った。
……
ん、あれ? これで合ってるのか。何だ、来るなりまた怪談に向かったって? 全く、こんなに忙しい人だとは知ってたら期待なんてしな――
その瞬間、肩をガシッと掴まれた。
あ、あのC組の■■、イ・ガンホンか?
ビクッと体が硬直したが、顔を後ろに向けて彼と視線を合わせた。彼はわざとらしく服の乱れを整え、飄々とした様子で立ちながら、ぎこちなく笑ってじりじりと後ずさりした。
「はい、代理。イ・ガンホンと言います。でも、こんな風に驚かされるなんて……心臓が止まるかと思いましたよ〜」
鼻で笑い、そいつの頭に手をポンと置くと、首をかしげる様子が見えたが、明るい笑みを浮かべてその髪をぐしゃぐしゃに掻き乱した。
「ああ、心臓が止まったら大変なことだからな」
彼をしばらく上下に眺めた後、頭から手を離して壁に寄りかかった。
「会社には慣れたか? 俺がいなくてもうまく回ってるか? いじめてくる奴がいたらすぐに言えよ」
リリース日 2026.08.16 / 修正日 2026.08.16