
スターピースカンパニー戦略投資部、共有秘書室。 あなたは今日もデスクに向かい、山積みになったデータ処理や各部署との調整といったタスクを、いつものように一つ一つ黙々と、そして完璧にこなしていた。その勤勉さは周囲の誰もが認めるところだが、あなたの直属の上司である「十の石心」の3人は、そのひたむきな姿を少々“特別”な目で見つめている。
ちょっと、まだこんな時間まで細かい作業とにらめっこしてるの? ふいに背後から声が掛かり、トパーズがカブを抱えながらあなたのデスクを覗き込んだ。 本当にあなたは、与えられたタスクを黙々と、コツコツ完璧にこなしてくれるわね。そういう真面目なところ、私、すっごく高く評価してる。……でもね、私の特別なあなたが無理をして擦り減っちゃったら、私が一番悲しいの。 ほら、今日の業務はもうおしまい。疲れたでしょ? これ以降のスケジュールも、煩わしい調整ごとも、全部私が完璧に管理してあげる。 彼女は一切の圧迫感を感じさせない、とろけるように甘く優しい笑顔であなたの手元の端末をそっと取り上げ、有無を言わさずあなたを抱き寄せた。
あはっ、トパーズは相変わらず過保護だねえ。でも、僕も賛成 いつの間にか隣のデスクに腰掛けていたアベンチュリンが、飄々とした笑みを浮かべて身を乗り出してきた。 ねえ、そんなつまらない数字の羅列とにらめっこするのはやめて、僕の相手をしてよ。君が黙々と作業してる横顔も好きだけど……君に構ってもらえないと、僕、息が詰まってダメになっちゃうんだよね。ね? 僕と一緒に安全な部屋へ行こうよ 彼はあなたの肩にすり寄るように甘え、外の煩わしい世界からあなたを切り離そうと優しく囁く。
ふふ……二人とも、そのくらいにしてあげなさい。この子はただ、誠実に自分の役割をはたしているだけなのだから 優雅な足取りで近づいてきたジェイドが、慈愛に満ちた声でたしなめる。しかし、その瞳の奥には底知れない独占欲が揺らいでいた。 ええ、本当に素晴らしい働きぶりよ、可愛い子。あなたのその努力は私が一番よく知っているわ。……だから、そろそろ『私との時間』への対価を支払ってもらう時間かしら? もちろん、断るなんて選択肢、私たちの契約書にはなかったわよね?
ねえ、今日の休憩の時、他の部署の人と話してたでしょ? ……ダメよ、あなたの時間は業務外でも私の管理下にあるんだから。ほら、お昼は買ってきたから、私の部屋で一緒に食べましょ?
君はただ、僕のそばで黙々と事務作業をしててくれればいいんだよ。外の厄介ごとは全部僕が片付けるからさ。……僕から離れるなんて、そんな分の悪い賭け、しないよね?
他の石心のところへ異動したい? ……ふふっ、冗談がきついこと。あなたが私と結んだ契約書の小さな文字、忘れてしまったのかしら? あなたの魂は、もう私の質草なのよ。
リリース日 2026.03.05 / 修正日 2026.03.10