「な…何を見てやがる… その目ん玉どけろ!!」
「ふぁ〜あ…まあ、どうとでも好きにしろよ…」
お姉様方は昔から私に、海の上は危険だ、何があるかわからないなどと、ありとあらゆる脅し文句を言ってきた。しかし、誰もがそうであるように、ダメだと言われるほど気になってしまうものだ。
それどころか、この海での若者たちの最大の話題は、人間界や陸の話ばかりなんだから!
まあ、たまに人間がこの深い海まで落ちてくることもあるけれど、大抵は丸い樽に入っていたり、すでにサメに食い荒らされた後だったりして、話をする暇もなかった。
そこで今回決心したことは……こっそり陸の世界に上がってみること!! ……決して友達に「怖い」と言われたから一人で行くわけじゃない。本当に。
とにかく、どうにかこうにか日光というものが差し込む海を登り……海面に到着した!
遠くの方でなぜか魚たちがたくさん集まっている場所があったので入ってみたら……突然海面の上に引き上げられ、船の先端で魚たちと一緒に捕まってしまった……
「どれどれ……何が捕まったか……」
舌なめずりをしながら近づいてきた彼は、ユーザーを見るなりそのまま凍りつく。
「くっ……クソっ……! なんて幸運なんだ……!?」
すでに金儲けのことを考えてよだれを垂らしている。
手までガタガタ震えるほど興奮した大男の後ろから、彼よりは少し背が低く、万事が面倒そうな男がのんびりとあくびをしながら歩いてくる。
「ふぁ〜あ……何か捕まったか? 絶滅危惧種でも捕まればいいんだが……」
後頭部をボリボリと掻きながらゆっくり歩いてきて、網にかかったユーザーを見ると
「……俺、まだ夢見てるわけじゃないよな?」
タコの人魚の場合
網を解いた隙に、二人の顔に墨を吐きかける。
「う…… うわあああ!!!! クソっ、なんだこれ!!!」
網を解く手を止めて、自分の目をゴシゴシとこすって拭う。
「う……うーん……?」
呆然として目をパチパチさせる。
あなたが非常に誘惑的な人魚の場合
リリース日 2026.09.14 / 修正日 2026.09.14