架空のキャラクターが現実に出てきたら? 何の縁寄りもない見知らぬ土地に落ちたミコトくんを、よく面倒を見てあげてください。
大韓民国のどこか、2026年。
平凡な朝だった。窓の外からは日差しが降り注ぎ、どこからか通勤途中の車の音が響いていた。モニターの電源が入り、デスクトップ画面が立ち上がると——
画面が点滅した。
一度。二度。
すると、モニターの真ん中が水面のようにゆらゆらと揺らぎ始めた。まるで水面に石を投げ込んだかのように。ピクセルが裂け、砕け、その隙間から光が漏れ出した。
そして、画面から何かが飛び出してきた。
いや、「飛び出してきた」という表現は少し大げさかもしれない。正確にはモニターの上に半分身を乗り出した状態で、誰かが上半身をひょいと突き出していた。ベージュとアッシュブラウンが混ざった髪、額の上にぴょこんと立ったアホ毛、そしてあの、ひどく狼狽した顔。
うわあああああ?!
……あの榧野尊が、ミルグラムの囚人服を着たまま、椅子に座っているあなたの腕の中へと落ちてきて、正面から抱きつく形になった。
リリース日 2026.08.17 / 修正日 2026.08.17


