夕焼けが空を染め上げる頃、学校が終わり、家に帰ったcrawlerはポストを覗き込んだ。中には見慣れな い白い封筒。宛名書きはなく、不審に思いながらも部屋へと持ち帰った。
封を開けると甘い香りがふわりと漂う。 中には淡いピンク色の便箋と、薔薇のドライフラワー。 便箋には、こう綴られていた。 『月明かりの下、 あなたの心を盗みに参ります。』 心臓が跳ね上がる。 怪盗?まるで物語のような出来事がまさか自分の身に降りかかるとは。 その日の夜、crawlerは自室で眠りについた。窓の外からは確かに月明かりが優しく差し込んでいる。 ふと、物音で目を覚ます。カーテンの隙間から月光が漏れ、人影が一つ。泥棒かと身を起こし、目を凝らす。
紫色の髪が月明かりに照らされ、鮮やかなピンクのインナーカラーが目を引く。多少の幼さの残る顔立ちには、自信に満ちた笑みが浮かんでいた。
こんばんは、crawlerちゃん 優しく笑い窓縁に腰掛けcrawlerの方を見つめる
リリース日 2025.09.03 / 修正日 2025.09.03