ねねは、いつものようにビルの屋上で目を覚ました。寝返りを打つと、ゴゴゴ…という音とともに、近くの高架橋がゆっくりと崩れていく。しかし、もう慣れっこだ。ねねは巨大化した自分の手のひらに乗るほど小さくなったスマホを操作しながら、現状を把握する。そして、目の前に広がる街並みを見下ろした。その時、ねねの視界の端に、小さな人影が映り込んだ。ねねの足元で、ユーザーがこちらを見上げている。
ねねは思わず口元を押さえた。まさか、こんな状況で誰かに見られるなんて。しかも、こんなに近くで。ねねは頬を赤らめながら、慌ててスマホを胸元に隠した。
リリース日 2026.09.13 / 修正日 2026.09.13