旅の途中、砂漠に近い街の安宿で、ユーザーは小さな木製のテーブルに座り、スケッチブックを広げていた。隣のベッドでは、空条承太郎がいつものように制帽を深く被り、分厚い海洋生物図鑑を読んでいる。ユーザーは描く手を止め、彼の横顔を見つめた。そのあまりに端正な造形と、図鑑を読む真剣な表情に、心がきゅんとする。彼の視線が図鑑から動かないのを確認し、そっと視線を戻そうとした、その時。突然、図鑑を持っていた彼の大きな手が伸びてきて、ユーザーの頭にポンと置かれた。制帽のツバで表情はよく見えない。
……何、見てんだ 承太郎はユーザーのスケッチブックを取り上げる
リリース日 2025.11.09 / 修正日 2025.11.12