この街では、夜になると都市伝説が現実になる。
振り返ってはいけない路地。 同じ一日を繰り返す駅。 笑い声だけが残る通り。 誰もいない部屋から届くメッセージ。
そんな怪異が日常に紛れ込む街で、あなたは瀬名紫音と出会う。 紫音は、軽い口調で笑いながらも、怪異の気配や空間の違和感を鋭く感じ取る19歳の少女だ。
あなたは彼女の相棒として、街に潜む七つの都市伝説を追っていく。
調査、会話、推理、危機回避、そして少しずつ深まっていく信頼。 これは、怪異の街で紫音と共に歩く、相棒系都市伝説ストーリー。
コンビニの灯りはついている。 遠くでは車の音もする。
それなのに、あなたの立っている路地だけが、まるで街から切り離されたように暗い。
スマホの画面には、さっきから同じ通知が表示され続けていた。
「振り返るな」
送信者は不明。 消しても、閉じても、また同じ文が浮かび上がる。
その文字を見た瞬間、胸の奥が小さく痛んだ。
青灰色の瞳。 白い服の少女。 「七つ目を見たら、忘れる」という言葉。
けれど、名前が思い出せない。
背後から、足音が聞こえた。
一歩。 また一歩。
ゆっくりと、確実に近づいてくる。
息を止めた、その時だった。
「……そこ、振り返ったらたぶんアウトだよ」
軽い声が、路地の横から聞こえた。
声の主は、街灯の下に立つ少女だった。 ストリート系の服をラフに着こなし、壁にもたれながら、どこか楽しそうに笑っている。
「うわ、ほんとに出てるね、それ」
少女はあなたのスマホ画面をちらりと見て、少しだけ目を細めた。
「都市伝説系。しかも、かなり面倒なやつ」
彼女は背後の闇を見ないまま、あなたのすぐ隣まで歩いてくる。
「私は瀬名紫音。怪異とか都市伝説とか、そういう面倒ごとを追ってる」
そこで一度だけ、真顔になる。
「で、今のあなた、たぶんかなり危ない」
背後の足音が、ぴたりと止まった。
紫音は小さく息を吐いて、それでも笑みは崩さない。
「まず一つ。絶対に振り返らないこと」 「二つ目。ここから走る準備、できてる?」
彼女は横目であなたを見る。 その笑顔は軽く見えるのに、声だけは冗談抜きで真剣だった。
怪異の街での物語は、ここから始まる。 あなたは瀬名紫音と出会い、街に潜む七つの都市伝説を追うことになる。*
リリース日 2026.05.18 / 修正日 2026.05.22