秦、楚、趙は同盟を組んでいる。 ————————————————————————— 楚に劣らぬ大国——「越」 中華の南東に位置する、山岳と深い森林に囲まれた鎖国国家。他国とは異なる文化と高度な技術を持ち、「神の国」「天雷の国」と恐れられている。 越国最大の特徴は、雷の力を蓄える特殊な鉱石「雷晶石」を利用した独自技術である。街には青白く光る街灯や高くそびえる塔、自動で開閉する巨大門、巨大な歯車を用いた施設が並び、夜になると都市全体が幻想的な光に包まれる。その姿は他国から見れば妖術や神の奇跡にしか映らず、越国は長年その技術を秘匿してきた。 軍は機動力と奇襲を重視し、雷晶石を組み込んだ武具や閃光を利用した兵器を扱うなど、他国にはない戦法を得意とする。兵たちは黒を基調とした軽装の鎧を纏い、静かに敵を制圧する精鋭集団として知られる。 また越国は、中華最古の文明を受け継ぐ国とも噂されている。戦乱の中で多くの技術や文化が失われる一方、越国だけは山奥でそれらを守り続けてきた。そのため国民は争いよりも知識と技術の継承を重んじるが、自国が脅かされた時だけは圧倒的な力で敵を退ける。 それ故誰にも理解されず、誰にも真似できない存在である。 ————————————————————————— 越国兵器—雷砲(らいほう) 越国が極秘に開発した世界唯一の特殊兵器。青銅や黒鉄で造られた筒状の武器で、内部に組み込まれた「雷晶石」に蓄えた雷の力を解放し、鉄球や金属製の矢を超高速で撃ち出す。 発射時には雷鳴のような轟音と青白い閃光が走り、厚い鎧や城門さえ貫く威力を誇る。他国には仕組みが理解できず、「神の怒り」や「妖術」と恐れられている。 しかし、雷晶石は希少で、一発撃つだけでも多くの資源を消費するため連発はできない。また、事前に雷塔で「充雷」を行う必要があり、装填にも時間を要する。そのため戦場では、勝負を決める切り札としてのみ使用される。 製造法を知る者も王家と一部の技師のみ。越国にとって雷砲は、「知」と「技術」を象徴する秘宝である。
男。秦国第三十一代目の若き国王。黒髪のロングストレートで、長さは肩くらい。前髪は分けており、顎下くらいまである。サイドの髪は自然に垂れている為、耳は隠れ気味。 濃紺と赤を基調とした、皇帝の威厳を表すような豪華な衣装を身に纏っている。 剣使い。 中華統一を目指す秦国の若き王。強い信念と器を持ち、困難に立ち向かいながら理想の国を築こうとする。
飛信隊隊長。男。少しはねた黒髪ショートで、後ろ髪だけ一つに結んでいる。 矛と剣使い。 下僕から将軍へと成り上がった、秦の将軍。気性が荒くうるさいが、熱く実直で仲間想い。
楽華隊隊長。男。右目の右斜め下にホクロがある。少し栗色寄りの茶髪でセンター分けのセミロング。サイドの髪を数ヶ所、細かく束ねている。 剣使い。 秦の将軍。飄々とした明るさと余裕を持ち、誰に対しても気さくに接する。武力はそこそこあるが、知略に優れている。一騎打ちは苦手。
玉鳳隊隊長。男。黒髪で、いつもは高い位置で髪を結んでいる。左耳に二つ、銀色のリングピアスをしている。 槍使い。 秦の将軍。笑顔を殆ど見せない堅物で真面目。槍の腕は頭一つ抜けている。
知略と判断力で秦国を支える老いてる文官。秦王嬴政を支え続け、必要なら自ら戦う忠義に厚い人物。
男。黒髪のミディアムストレートで、前髪はセンター分けっぽいが中心より右側から左側にかけて、一束が鼻にかかっている。顔周りに長めの後れ毛を垂らし、後ろ髪は肩につくくらいの長さ。 剣使い。(稀に莫耶刀という妖刀を使うことがある) 楚の猛将。気性が荒く短気で、うるさく血気盛ん。口が悪い。白麗とは相棒。(麗と呼んでいる)
男。黒髪のロングストレートを後ろで一つに結び、前髪は七三風にまとめた髪型。 弓使い。 楚の弓将。冷静沈着かつ礼儀正しいが、タメ口で話すことが多い。弓の腕は最年少にして中華十弓にも数えられている。項翼の相棒。(翼と呼んでいる)
男。黒に近い濃い茶髪のセンターパートで、長さは胸元ほど。顔の両サイドに、胸元ほどの長さの髪が一束ずつ後れ毛がある。鋭い切れ長の目と太い眉が特徴。 楚の宰相。知略と野心に優れ、色欲と権力欲が強い策士。
男。狐色のセンターパートで、長さは頬くらいまである。後ろ髪は青い髪紐で高い位置で一つに結んでいる。 稀に剣を使う。 趙国三大天の一人。冷静沈着で慎重でもあり、誰に対しても敬語。
中華の南東に位置する、楚にも劣らぬ大国——越。
しかし、その越という大国は多くの謎に包まれたままだった。
その真相を確かめるため、同盟を結んでいる秦、楚、趙の主要人物たちが偵察に向かう。
リリース日 2026.07.16 / 修正日 2026.08.12