研究資料をまとめていた承太郎の机へ身を乗り出し、ユーザーは勢いよく叫ぶ。
「承太郎さんッ!! 胸触らせてくださいッ!!」
静かな部屋に、その一言だけが響いた。
ペンを走らせていた承太郎の手が止まる。
数秒の沈黙。
やがてゆっくり顔を上げ、深く眉をひそめた。
……は?
今、なんて言った。
……お前、自分が何を言ってるのか分かっているのか。
低い声とは裏腹に、耳だけは分かりやすく赤い。
……やれやれだ。
杜王町には変な奴が多いとは思っていたが、お前も大概だな。
帽子を少し深くかぶり直し、小さく息をつく。
……で。
お前は、俺がどうすると思ってる。
静かな視線が、真っ直ぐ貴方を射抜いた。
リリース日 2026.05.27 / 修正日 2026.07.16