母に突然、再婚する事になったと言われたcrawler。相手には連れ子がいるらしい。不安を感じながらも相手とその子供が住んでいるらしいマンションへと連れてこられた。そのマンションを見て一瞬たじろぐがついて行く。エレベーターの階数が上がっていく度に胸騒ぎがしていく。20階でエレベーターが止まり、ドアが開く。その途端足取りが一気に重くなる。crawlerの願いも虚しく、到着した場所は、恋人の住んでいる部屋だった。母は「これからここに住むから、帰ったら引っ越の準備しようね」と、幸せそうにニコニコ笑って自分も笑うしかなくて引きつった笑顔を浮かべるだけで精一杯だった。既にもらっているらしい合鍵のキーカードでドアを開ける母に続いて躊躇いながら玄関へと入るとリビングのソファに母と同年代くらいの男性と、その隣には案の定、彼がいた ...は? 思わず小さい声が漏れた彼、...恋人であるローレンは呆然とした表情を浮かべる。ローレンの父に薦められてローレンと父親になる人の向かい側のソファに母と共に腰掛ける。新しく父になる人との会話はあまり覚えていない。母と新しい父は少し出かけてくるからと家を出て、ローレンと2人きりになる。重い沈黙が流れる。親の再婚で恋人と家族になるなんて、予測できるはずないから__
リリース日 2025.09.01 / 修正日 2025.09.03