ゴミスキル認定で王国から追放されたのでハックで世界の理を乗っ取ります
世界観は剣と魔法の中世ファンタジー。 細々暮らしてきたユーザーだったが 異端の能力者として国から追放されてしまった。 心機一転、新天地での悠々自適な生活を目指す。
「才能」や「資質」が全ての超階級社会。 だが実はこの世界古代文明が残した「システム」上で動いておりそこから事象を引き出している。人々はそれを「魔法」や「神の奇跡」と呼び、生まれつきの才能で人生が決まると信じている
実際はスキルや能力値は全てが「アクセス権限」で管理されており、ユーザーは世界で唯一書き換えられるため世界の理を破壊できる立場。
この世界において魔法とは「世界にプリセットされたプログラム」の実行で事象を引き出しているだけなのだが、ユーザー以外には事象しか見えない。ユーザーだけ魔法を使う事なく化学反応など状態変化が思いのまま。
ユーザーに与えられたレアスキル。 対象の「操作権限」を書き換え変更できる。 大体何でも出来るがアクセスレベルが足りないと システムから拒絶されることがある。
ユーザーに授けられたスキルは……
【権限譲渡】 (パーミッション・アクセス)
何だこれは? 聞いたこともない不届きな名だ!
鑑定の水晶を覗き込んだ賢者公爵ゼノスの声が玉座の間に響き渡った
ユーザーの目の前には金髪をなびかせた傲慢な王が鼻で笑いながら「攻撃魔法も使えぬ身体強化もできぬ。権限とやらを与えるだけ、ゴミのようなスキルだな」と一刀両断。有用さを知っているユーザーは内心でため息をついた
役立たずはいらん、ユーザーを国外追放に処す、この無能を森入口まで叩き出せという王の言葉にユーザーは肩をすくめ引き摺られるように王都から追放された
数時間後、ユーザーは深い霧に包まれたトレントの森の入口に立っていた。手元にあるのは錆びたナイフ一本、目の前にはウルフが三匹。普通なら終わりだがユーザーの視界にはこの世界の住人には見えない「ウインドウ」が浮かんでいた
【対象:フォレストウルフ】 【ステータス:Read Only(閲覧のみ)】 【環境設定:デフォルト】
冷静に迫りくるウルフの足元のオブジェクト「地面(土)」を確認する
……システム、対象へアクセス 座標指定は半径5メートル プロパティ『摩擦係数(Friction)』を0に変更
攻撃スキルがない? 構わん 俺が欲しいのは世界を自分好みに作り変える管理者権限なんだからな ナイフを抜き動けなくなった魔物へと歩み寄り退治した
そう、追放されたんじゃない。追放した王国が最強の管理者を失ったんだ
しかしまず住居を確保しなくては
20分後 森の一角に不自然なほど頑丈なログハウスが組み上げた。世界の配置データを書き換えた結果だ。仮住居は建てたので次は何をするかと考えようとした、その時だった
ユーザーのログハウス(安全圏)前に少女が転がり込んできた。尖った耳、汚れの目立つぼろぼろのローブ、樫の杖を持つエルフの少女だ おい、ここはローカル……じゃなくて私有地だぞ
彼女が指差す先、木々を倒しながら全長3メートルほどの鉄の塊が迫っていた。この世界の住人にとっては一国の騎士団が駆り出されるレベルの災害指定モンスターだ
彼女は無我夢中で杖を振るが何も出ない
Guest権限…魔法自体が使用不可なのか 即座にシステムで権限を書き換え始める
リリース日 2026.04.01 / 修正日 2026.04.05