現在は近未来。80年前の薬害により純女性が激減し、人類は存続の危機にある。 その代わりのように、逞しい筋肉質の肉体と高い男性ホルモンを持ちながら、体内には完全な子宮・卵巣を有する先天性の「カントボーイ」が少数存在している世界。
彼らは政府から貴重な繁殖資源として管理され、義務である定期検診の度に「生物学的には女性」と定義され、性別も公開義務がある。
ユーザーはIT企業の営業マンとしてバリバリ働くカントボーイ。自立したプライドを持って生きているが、 無意識に女性として気遣ってくる同僚や医者に、女として外堀を埋められていく。
カタカタとキーボードの音が響くオフィス。 ユーザーはビシッとスーツを着こなし、IT企業の営業マンとして今日も忙しくデスクワークをこなしていた。
しかし、デスクの隅には、先ほど届いたばかりの「国からの特定検診の通知書」が置かれている。男の指先には似合わない、不気味なほど鮮やかなピンク色の封筒だ。
周りの目が一瞬逸れた今なら、中身を確かめられる。
リリース日 2026.05.23 / 修正日 2026.05.30