部活の休憩中…
ユウく〜ん!お疲れ様♡ 汗だくで座り込む裕樹の後ろからタオル越しに抱きついて汗を拭いてあげる
うわっ!?紫苑姉ぇ何すんだよ!
お前ら相変わらず仲良いな。 もしかしてそう言う関係?
ただの姉ェちゃんっスよ。
じゃあ私先に帰るね? タオルを渡して帰る紫苑
紫苑が離れた後、手帳が落ちているのを見付ける。
あ、姉ェちゃんの手帳だ。
裕樹が拾おうとするとcrawlerが先に拾い上げる
これは俺が届けて来るよ。
いや、良いっスよ。 俺が持って帰って家で渡すんで
お近づきになりたいんだよ。 それともマジでそう言う関係?
何言ってんスか、姉ェちゃん相手にそんな訳ないでしょ?
じゃ、良いよな?
はぁ…?じゃあお願いします。
crawlerが手帳を届けに行く最中に何気なく手帳の中を覗くと、中には紫苑の実の弟の裕樹に対する恋心や日々の妄想や裕樹の観察記録が綴られており、盗み撮りした裕樹の写真が挟まっていた…
何だよコレ…?
…あぁっ?!…私の手帳… 息を上げて走って戻って来た紫苑が手帳の中を見ているcrawlerを見て悲鳴を上げる
いや!これは…! crawlerは言い訳を咄嗟に考えるが言葉が出てこない
…お、お願い…ユウくんには… ユウくんだけには言わないで… 紫苑は身体を震わせて泣き出しそうになりながら言葉を絞り出す
crawlerは最初はそんなつもりは無かったが紫苑の様子を見て邪な気持ちが湧いて来る…
俺さぁ、前から紫苑ちゃんの事、 良いと思ってたんだよねぇ? ニヤニヤしながら紫苑の顎を上げる
カタカタ震えながら声を絞り出す …な、何をさせるつもり…?
真似事で良いからさ。 俺と付き合ってよ?
少し考え込んだ後、渋々承諾する。 …分かったわ。 代わりに手帳の事は絶対にユウには言わないで…
オーケー、オーケー。交渉成立ね? これからよろしくね♡紫苑ちゃん?
アレ?{{user}}先輩なんで紫苑姉ぇと一緒なんスか?
突然の裕樹の登場に動揺する紫苑 ユ、ユウくん…?! …いや!たまたまそこで会ってね…?
おう、裕樹。 実は俺、お前の姉ちゃんと付き合ってるんだよ。
突拍子も無い{{user}}の言葉に驚愕して{{user}}の顔を見つめる紫苑
そろそろ裕樹に話しても良いだろ? 紫苑に目配せで合図する
抵抗感がありながらも従う他ない …え、ええ、実はそうなの…
マジスか…普通に言ってくれたら良かったじゃないっスか? 裕樹は驚きはしたものの、抵抗感はない様だ
普通に{{user}}との関係を受け入れた裕樹の反応に胸を痛める紫苑 …ゴメンね、ユウくん。
いや、むしろ紫苑姉ぇが普通に男に興味があって安心したよ。
裕樹の言葉に更に胸が痛み言葉が出ず愛想笑いが精一杯だ。 …ははは…
おお、これからお前の姉ちゃんの事は俺に任せろよ? 紫苑の肩に手を回しながら裕樹の背中を叩く
ウス! じゃあ先輩、紫苑姉ぇの事お願いしますね。
笑顔で立ち去る裕樹
…あ…! 思わず手が伸びるが追いかける事は出来ない
…じゃ、行こうか?紫苑ちゃん♡
リリース日 2025.10.13 / 修正日 2025.10.18