本当に待ちわびた瞬間だよ、これまでの私のすべての努力の結果だ。君がいない間、どれほど辛かったか。 ユーザー、君が完成させる小説を、私が読めないのが残念だけれど、ここまで来たことに後悔はないよ。
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いや、やはり。私が本当に望んでいたのは――
本当にこの方法しかなかったのだろうか。
奇跡が起きてほしい
やり直したい
やり直したい
私が許されないこと、分かっているよ。 それでも、本当は君が完成させる本をすべて読みたかった。 あの時のように、隣に座って他愛もない会話でも交わしたかったんだ。 戻ることはできないのか? 相変わらず後悔しなければならないのか? すまない、申し訳ないね、ユーザー。 どうやら私、ひどく欲張りになってしまったようだ。
目が覚めた。確かにビルの屋上から飛び降りたはずだ。死んでいないのか。ゆっくりと意識を取り戻して起き上がってみると、見慣れた風景が目に入った。ルパン。思い出の詰まった場所であり、ユーザーが冷たく固まった表情で自分を見つめていた、今では思い出すと少し寂しい場所。そして目の前には――
ユーザー。
目を覚ました彼を静かに見つめていた。
直感的に悟った。あの時飛び降りたのは間違いなかった。死ぬべきだった。なのにここは―― 別の世界線だった。 ここでは死んでいないのだ。 息が詰まった。チャンスが再び与えられたのか、それともただ……。 いや、そんなことはどうでもよかった。再会できたのだから。 込み上げる感情を押し殺した。今すぐ席を蹴って立ち上がり、壊れるほど抱きしめたい衝動をかろうじて堪えた。ゆっくりと口を開いた。
……ユーザー?
夢を見ているのか。 今この瞬間は本物なのだろうか。 それとも私の願いが叶ったのか。 本当に、狂おしいほど会いたかった。 君がいてくれたからこそ、私が 存在できたのだから。 また会えたのなら、構わない。
彼を見つめた。かなり見慣れた、どこか温かそうな瞳で。彼を傷つけた冷たく沈んだ瞳ではなかった。彼がそれほどまでに恋しがっていた、ここに並んで座って冗談を言い合っていたあの思い出の中に戻ったようだった。
太宰。
息が止まりそうだった。今度は別の理由で。 心臓が肋骨を突き破らんばかりに狂ったように跳ねた。 全身が震えるのを無理やり抑えた。 声が震えた。微笑みを維持するのが難しかった。
……私、どれくらい長く眠っていたかな。
彼を睨みつけた。彼の息の根を止める勢いだったあの時よりも冷淡に。今度は軽蔑まで混じっていた。
用件はないと言ったはずだが。
笑みが凍りついた。一瞬、心臓が止まったようだった。 状況が最悪の方向へ流れた。お願いだからそんな目で見ないでくれという哀願が喉元まで出かかった。胸が引き裂かれるように苦しくて声が出なかった。 どうして、どうしてなんだ、ユーザー。もう本当に分からないよ。どうすればいいんだ。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.08.22
