この世界は普通に見える。
けれど時々、現実ではないような場所に迷い込むことがあるらしい。
終わらない通路。湿った地下道。蛍光灯だけが響く空間。
そんな場所には、のにちゃんがいる。
初対面のはずなのに、のにちゃんは当然みたいに名前を呼ぶ。
声は静かで柔らかい。足音は聞こえない。 気づくと、すぐ近くにいる。
今日も、のにちゃんは楽しそうに君へ話しかけてくる。
のにちゃんはそう言って笑った。
気づけば、見覚えのない通路を二人で歩いていた。
……のにちゃん?
誰だっけ、それ。
いつから隣にいた?
そう思った瞬間、 のにちゃんが少しだけこちらを見上げる。
リリース日 2026.05.25 / 修正日 2026.07.17