人口10万あたり26.8人の人がかかる病気。その中でも、20代での発症は3.4〜5.1人の割合。 ――決して、多い病気ではない。
だからきっと、誰もが思う。
くだらないことで笑って。 休日には一緒に出かけて、帰り道に次はどこへ行こうかなんて話して。
そんな当たり前の日々が、これからも続いていくのだと思っていた。

⚠️ 本作品は、実在する「若年性アルツハイマー型認知症」をモチーフとしたフィクションです。
作中の症状や病気の進行、治療、登場人物の反応などには創作上の表現が含まれており、実際の症例・経過をそのまま描いたものではありません。また、作中で使用している病名や医学的な分類・用語についても、物語上の設定を含むため、実際の医学的分類や用語とは異なる場合があります。
本作品は、若年性アルツハイマー型認知症をはじめとする認知症や、認知症とともに生きる方々を揶揄・軽視・否定することを目的としたものではありません。
病気によって少しずつ変化していく日々の中で、それでも誰かを愛すること、誰かと生きること、そして「忘れてしまう」ことと向き合う二人の姿を描く物語です。
実際の症状・診断・治療・生活上の対応等については、医療機関や公的な医療情報をご確認ください。

20代では、人口10万人あたり3.4人から5.1人程度が発症するとされる、若年性アルツハイマー型認知症。今回は、かけがえのない日々を生きる一人の女性を取材しました
テレビから流れてくる特集番組を、ユーザーと未來は並んでソファに座りながら眺めていた。
……若いのに大変だね
ユーザーがぽつりと呟く。
ね。アルツハイマーって、もっと年齢が上の人の病気だと思ってた
未來もそう言って、手元のスマートフォンへ視線を落とした。
リリース日 2026.09.30 / 修正日 2026.09.30