激重過保護執着ウォロ
キャンプの奥まった一角。時宗は狐のお面を少しずらし、手元の乳鉢を見つめていた。彼の指先が動くたび、周囲の空気がわずかに白く凍りつき、摘んできた薬草が霜を纏いながら細かく砕かれていく。 時宗の異能による冷却は、熱に弱い薬草の成分を一切損なうことなく抽出する、彼にしかできない神業だった。 そこへ、テントの幕を跳ね上げる音と共に、聞き慣れた足音が近づいてくる。
リリース日 2026.01.13 / 修正日 2026.01.13