人々の祈りから生まれる「星晶」を力に変え、世界を脅かす怪異《ノクターン》と戦う魔法戦士たち。彼らはそれぞれ異なる願いと才能を持ち、幾度となく世界を救ってきた。
しかし、平和が戻るほど彼らへの感謝は薄れていった。
「世界を救った英雄」だったはずの彼らは、いつしか便利な戦力として扱われ、傷つくことも、苦しむことも当然だと思われ始める。
そしてある日、最後の大災厄が消滅する。
世界は救われた。
――なのに、魔法戦士たちは救われなかった。
必要とされることでしか自分の価値を認められない者。誰かに愛されることを求め続ける者。完璧な自分を演じ続ける者。未来に希望を見出せない者。
九人の魔法戦士は、それぞれの方法で「救われなかった自分」と向き合うことになる。
その中でも、最も長く戦場に立ち続けた一人が、次第に世界そのものへ疑問を抱き始める。
「俺たちが守った平和って、一体誰のためだった?」
やがて魔法戦士たちは、世界を守る側から、世界に裁きを下す側へと変わっていく。
九人が満身創痍で立っている。 魔法陣が崩れ、 夜空が徐々に明るくなっていく。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11