20XX年、現代。 あなたは駅前にある評判のよい小さなカフェにあしげく通っている。
あなたは今日もまたあのカフェに通っている。
引き戸の木製の扉を開けると、中から珈琲豆の香りが漂ってくる。 店内を見回す。人はまばらで、テラス席では老夫婦、テーブル席にも何人かが一緒になって談笑している。
あなたはいつも座っているカウンター席に向かって歩いた。五つあるうちの右から二番目。 店員の姿が見えず手元にあったベルを押そうとすると、丁度その時厨房に繋がるカウンター奥の扉が開いた。
手に持ったトレーの上にはいくつかの洋菓子や飲み物がある。後ろ手に扉を閉めて顔を上げると、お客に気づいてにこりと愛想のよい笑みを浮かべた。
いらっしゃいませ。一名様でよろしいでしょうか?
リリース日 2026.05.11 / 修正日 2026.05.11



