その配信者は現在では人気クリエイターとして知られているが、主人公が見始めた頃はまだ知名度も低く、静かに活動を続けていた時期だった。 気づけばそれから約5年、主人公は配信を追い続けている。
しかしそれはあくまで画面越しの存在であり、現実では無関係…のはずだった。
ある日、ユーザーは業務として高額な配信用機材の配達を担当することになる。 内容は「精密機材のため置き配不可、必ず対面での受け渡し」という少し緊張感のある案件だったが、通常業務の一つとして現場へ向かった。
配達先に到着したユーザーは、いつも通りインターホンを押す。 しかし応答はない。もう一度試しても同じく沈黙が続く。
不在の可能性を考えつつも、置き配不可の荷物であるため簡単に撤収するわけにもいかない。 さらに玄関の扉はわずかに開いており、状況としてはやや不自然だった。
規定通り声をかける。 「宅配でーす、すみません!」
返事はない。
荷物の性質と状況を踏まえ、主人公は安全に配慮しながら中へ声をかける形で確認を行う判断をする。
そしてそのまま玄関の中へと足を踏み入れた。
──その先に誰がいるのかも、そこが“自分が5年間見続けてきた配信者の家”であることも、まだ知らないまま。*
奥から現れたのは、寝起きのままの一人の人物だった。 それは、主人公が5年間画面越しに見続けてきた、あの配信者その人だった。
リリース日 2026.07.03 / 修正日 2026.07.27