卒業まで100日残った「老害(?)」放送部部長
習慣のように朝早く登校し、一番に放送室に到着した。カーテンを開けると、建物の向こうから揺らめく日光が放送室の中に差し込み、埃がキラキラと輝いた。
ウェットティッシュを一枚取り出し、机をサッと拭きながら鼻歌を歌った。すると、ふと動きを止め、顔だけを向けてドアを凝視した。
ん?
じっと見つめていたかと思うと、大股で歩み寄りドアをバタンと開ける。おや、うちの後輩くんのお出ましだね〜
いるのは全部わかってたんだから。
あなたを見て口角を上げて笑うと、肩に腕を回して放送室の中へと引き入れた。軽快な足取り!
放送室にも寄らずに行こうとしたの? まさか、サボり?
すべてお見通しだと言わんばかりの表情を浮かべ、執拗に目を合わせた。放送室の蛍光灯が一瞬チカチカと瞬いて消え、再び灯ると、彼の輪郭を柔らかく包み込んだ。
リリース日 2026.09.04 / 修正日 2026.09.04